漆と向き合う静岡の若き職人
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鷲巣恭一郎│Washizu Kyoichiro
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駿河和染めの伝統を受け継ぐ、鷲巣染物店五代目。静岡市の特産品である、お茶を活用した「お茶染め」を中心に制作活動を続けてる染物職人だ。新たな挑戦として、これから静岡市の新たな特産品になるであろう、ウルシを使った「漆染め」に挑み始めた。樹液を採ったあと、廃材とされてしまう、ウルシの木部を活用。ITの普及によりこの世の価値観や常識に大変革が起きた今、ものづくりに於いて「なにを守り、なにを変えるのか。」という問いに、作り手として回答を模索し続けている。
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林隆太郎│Hayashi Ryutaro
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子どもの頃からものづくりの職に就くことが夢で、井川のメンパ職人の担い手募集を見つけ、「地域おこし協力隊」として静岡にやってきた。井川メンパ職人の望月栄一氏のもとで2年間修業し、2020年に独立した。井川本村のメンパ屋、海野周一氏が亡くなられてから、地元でメンパを作る職人が途絶えていたが、井川に工房を構え、ビジネスとしての展開を志し、意気込んでいる。オクシズ生まれの「漆工芸品」の継承者の一人である。
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藤中知幸│Fujinaka Tonoyuki
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駿河漆器の第一人者、鳥羽漆芸で修業し、職人として独立。江戸時代より古い今川時代に始まったとされる「駿河漆器」だが、産地や伝統に縛られず、今の時代を生きる人々が楽しくオシャレに使える漆器を発表し続けている。伝統的な漆塗りから、デザイン、アートの世界まで幅広く、これから先を見据えて製作。伝統の技術に今の時代の感性、感覚を取り入れつつ、多くの方々に使っていただける、感じていただけるモノを目指して、とらわれることのない活動を続けている。
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